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フレと私の ドキドキの日

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去年のクリスマスから3週間ほど、フレをフランクフルトの「豪華♪」ペットペンションに預けた。
ドイツ語が全く話せない私が、たったひとりその場所を訪れたのだが、心配後無用!!スタッフの皆さんは英語がペラペラ。だが、「去勢されていますか?」と聞かれ「去勢」という言葉なんて日本語でも滅多に使わないし、ましてや英語でなんて・・・・。(みなさんは知ってますか?)
「子どもは作れる?」と聞き直され、「いやいや・・もうだめですよ」と応えられた!!ホッ。

そして、迎えに行った3週間後、再びの(預け入れの際もあったので)獣医による診察で「脚の付け根にしこりがありますよ。これは手術で取らないとだめ!!歩けなくなるんだ!!」と言われていた。

それまで、パリ・フランクフルトで獣医にかかっていたけど別に何も言われなかったのに・・・。
ちょっとびっくり!!
内心、「今まで何も言われなかったから大したことないかも!」なんて呑気にしていたけど、一昨日フレの歩き方がおかしかったので、早速友達お勧めの獣医へ予約の電話を入れてみた。久々に長々と話すフランス語、ドキドキドキドキドキドキ・・・。

そして今日診察を受けてきた。初めての獣医なので、色々と説明。フレもドキドキ、私もドキドキ。

獣医曰く
「普通は二つあるべき睾丸が、いつの間にかひとつだけ体内に入り込んでしまった。たまにこういうケースはある。若いうちは問題ないのだが、老犬になるとそれが腫瘍になってしまい、ひどいときには30倍くらいにも腫れ上がる。すぐに取らないといけません!!」

続けて
「手術は簡単で15分くらいで済むが、老犬であるため負担が多きくなる。今までどの獣医も何も言わなかったのですか??もう少し若いうちに手術しておけば、リスクもそれなりに軽く済んだのだけど・・・。」
ということだった。

ガーン!!フレ、取られるよ、取られちゃうんだよ君のゴールデン。二つとも取られるらしい・・・。友達が飼っているうさぎのミミーが、まだミミ男くんであったときに「きびだんご摘出」の話を聞いて「・・・」と思っていたのに。まさか、あろうことか13歳の身に同じ事が・・・。

10日間はエリザベスカラーと言う、首の周りに巻く「ジョウゴ」みたいなやつを装着しなくてはいけないらしいし・・・。

決戦は金曜日!13歳にしてこんな手術を受ける事になったフレがいとおしくて仕方ない。
それにしても、ペットペンションで「去勢済み!!」と胸を張って言ったけど・・違ったんだ。
まあいいか。

そしてこの後、メトロに乗ってうちへ帰る時、本来二つあるはずがひとつしかなかったフレの「ゴールデン」のフランス語が頭の中でグルグルグルグル回っていた。
「今ここで口にしてしまったらどうしよう。誰かに今、後ろから脅かされたらこの言葉を発してしまうかも~。」と、終始ドキドキドキドキしていたのだった。

家へ帰ってから調べると、この病気の名前は「睾丸停滞」というらしいと分かりました。
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二つとも取られても、フレじいはフレじい!13歳で迎える新しい世界でも頑張ってね!!
by megumillier | 2007-02-14 08:33 | フレじい
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