カテゴリ:ワイン( 7 )

Champagneに優雅さを学ぶ

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毎月恒例のワイン会、今月のテーマは「Champagne」。
講師のA氏、ひとつのメゾンに絞って、その奥深さを説く。
そのメゾンとは「DEUTZ」(ドゥーツ)。
まろやかで繊細なスタイル、ごまかしのないシャンパーニュを作ると定評があるらしい。

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(前菜 メロンのスープ シェーブルチーズのムース)

シャンパーニュの作り方はこうだ、
ブドウは早熟の段階で収穫され、まず白ワインをつくる。
そして、この原酒をブレンドし、天然酵母と糖を加え二次発酵。
このとき、瓶内では、糖分が酵母の働きによりアルコールと炭酸ガスに変化する。
そして、この炭酸ガス(二酸化炭素)が発泡性ワイン、
つまりシャンパーニュとなるのだ。


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(主菜 ツナの生ハム巻きロースト、イカ墨のポレンタ バジルソース)

しかし、それだけでは、まだ完成されないシャンパーニュ。
その後、数か月から数年の熟成が必要。
瓶の下に溜まった沈殿物を取り除くため、瓶の頭部を斜め下向きに並べ、
それを一本一本、丁寧に毎日「職人」の手によって回転させていくのだ。

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(デザート アプリコットのクランブル バナナとフランボワーズのソース)

A氏の説明によると、
この瓶を回転させる作業(ルミュアージュ)には熟練の技が必要とか。
ここまで話を聞いていると、シャンパーニュ=高級 というのも納得。
時間と手間の結果、美しい泡がグラスの中で更に際立つ。

話は変わるが先日、どこかの記事でこんなことが書かれていた。

「余裕のないときほど、動作をゆっくりと丁寧にする。
 たとえば、スーパーのレジでの支払い。
 後ろに並ぶ人たちを気にしながら小銭をかき集めるべからず。
 そんな、些細な動作が、優雅さと気品を生み出す。」

ほんの一瞬の時を、自分の動きに気持ちを向ける。
わざと(周囲に迷惑をかけない程度に)、動きをスローにしてみる。

混んだスーパーのレジで、まだ自分の番が来ていないにも関わらず、
何人も前から、財布を出したりしまったり、買い物かごの中を意味もなく整えたりと、
落ち着かずにはおれない私にとっては、少々耳の痛い一文だった。



余裕を持たせる時間の使い方、贅沢と優雅さの極みなり。

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(Champagne Amour de Deutz Millésimé 1999)

そんなことを思い出し、どんな時にもシャンパーニュは品よく飲もう!
秘かに心に誓った私である。
スーパーでの支払もね。

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by megumillier | 2008-07-29 07:37 | ワイン

バラ色だよ人生は

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白よりも艶やかに、赤よりも強かに。
今月のワイン会、テーマは「ロゼ」。

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今回、講師のA氏が集めたワインはなんと10本。
リストを手渡された時から、背筋が伸びる思いであった。

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アペリティフにふさわしい、軽い発砲のロゼから始まり、徐々に変化をもたせる展開のさせ方。
ワインをこよなく愛するA氏が、いかに参加者を楽しませようとしているかが伺える。

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「これって、ロゼというよりも白だね!」
「絶対に、赤っぽいよね、このロゼ!」
「こんなに熟成させても、かなりすっきりしているね、このロゼって」

各々が、次々に新しい発見を、まどろみの色の中から見つけた1日。

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そして、今回は立食形式。
立ったままワインやお料理を頂くので、酔いもそれなりにグルグルまわる。

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かなり早い時間から、みなの顔もかわいい「ロゼ」に染まっていて、
そんな様子をながめるのも、楽しいひととき。

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さて、この「rosé」ロゼ とは、フランス語で「バラ色の」という意味。
roseローズは、名詞で「バラ」を表す。
エディットピアフが歌う、la vie en rose ラ ヴィ アン ローズとは、バラ色の人生だ。

どのワインを「おいしい」と感じ「好きだ」と思うか。
ひとそれぞれに好みは違う。
それは人生においても同じ。
何を「しあわせ」と感じ「よろこび」と思うか、十人十色のラヴィアンローズ。
しあわせは、いつも自分が決める!

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by megumillier | 2008-06-23 08:32 | ワイン

アルザスワインで懐かしむ

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毎月お楽しみのワイン会、今月のテーマは「アルザス」。
TGVの開通で、パリからアルザスまで、ぐーんと距離が縮まった。
アルザスと言えば、ドイツとの国境近く。
アルザスはドイツになったり、フランスにもどったりを何度も何度も繰り返し、
歴史的にも複雑な経緯をもった地方。
美しい街並みは、フランスよりもドイツ色が強いのはそのせいだ。

アルザスと言えば「白ワイン」。
そのため、いつもとは違い、この日のテイスティングは半分以上が白を占めた。

料理は、

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前菜がcaviar d'aubergine (ナス)、フォアグラのムース、ショウガ風味のコンソメのジュレ、ベトラーブ

フォアグラが、甘くふっくらとした白ワインに実によく合っていて、
「これ、おかわりしたい」と誰かがこぼしていたほど。

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メインは、豚の頬肉 オレンジソース煮込み、ウイキョウのソテー(これもオレンジ風味)

一緒に頂いた、少数派の赤ワインは、2種類ともビオのワイン。
品種でワインの等級が決まるアルザスにあって、数種類の品種を混ぜ、
テロワールを表現しようとした作り手によるワイン。
確固たる信念を持ち作られるワインは、ミネラルたっぷりで奥行きのある味わい。

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そしてデザートは、出始めたばかりのさわやかな桃。
グランクリュの甘いゲヴュルツトラミネールと一緒に。
スパイスとはちみつの香りが、この品種の特徴なのだが、
頂いたデザートの桃のポッシェにもスパイスが使われていて、ワインとの相性が抜群だった。


さて、この日一番最初に頂いたのは、Rheingaubreuerrie Riesling というドイツワイン。
一緒に出されたアルザスのRieslingと香りを比べた時、なんだかとても懐かしい気持になったのである。

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by megumillier | 2008-05-29 05:57 | ワイン

出会いのプロヴァンス

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毎月の楽しみであるワイン会も、今回で早9回目。(私は2,3度欠席)
4月のテーマは「南仏 ラングドック・ルシヨンとプロヴァンス」。
「南仏プロヴァンスの12か月」が有名になってから、ますます人気の南仏。
燦々と輝く太陽、恵まれた気候は、私たちの食欲を掻き立てる名物を多く生む。

この地方のワインも、たくさん飲んだけれど、前から憧れていたワインがある。
「Domaine de Trévallon」
このワインが並んでいるのを見ては、その価格にため息をつく・・。
あのトムも、自家用ジェットで買い付けに行く、という噂もある作り手。

「いつかこれを・・・!」
とうとう、こんな願いが叶うときがやってきたのだ!!


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左側がTrévallon vin de pays des bouches-du-rhone2000。ラベルのデザインは毎年変わるらしい。
右のワインも有名にして高級 cotes du roussillon-villages muntada 2003 , domaine gauby。


ワインの中から香り立つ、美しいトリュフ香。
力強くも、爽やかでまろやか。
色々な要素が重なり合って、見事な美味しさ!
出会いの喜びをかみしめつつグラスを傾ける。

「ひとくちでいいから」の願いが叶った今、
次回は、自分で一本!!を叶えてみたいものである。
(ちなみに、一人で一本飲むぞ、ということではございませんわ。)


明日は、料理編。


やっと更新しました!P.K.W 簡単美味しい!厚揚げソテー

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by megumillier | 2008-04-21 14:47 | ワイン

自然の叡智がワインをつくる

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ワインを選ぶ時、この地方のワインが並ぶ棚の前だけ、軽く通り越していた。
「Loire」ロワールのワイン。

ロワールとというと、古城めぐりで有名な「フランスの庭」と呼ばれる美しい地域。
フランス最長の川である、ロワール川流域はワインでも有名である。
私が、この地方のワインを避けていたのは、単純。
美味しいロワールに出会った記憶が少ないからだ。

そんな、喰わず嫌いならぬ「飲まず嫌い」を払拭しようと出かけた今月のワイン会。
毎回、美味しい発見と、旨い気づきが得られるこの会だからこそ、私の偏見も直せるだろうと。

この日のため、東奔西走し、講師のA氏が集めたのはなんと10本!! 
栓を抜いた瞬間から、「ん~~、素晴らしい!!」を連発し、ひとり酔いしれる彼。
ロワールの大物作り手や、サンセール最高の作り手の一人、伝説の醸造家の一人、
魔術師と言われる作り手によるワイン、さらにはロワール伝説のワインなどが登場したのだから、
A氏の反応も当然のことと言えよう。


さて、ロワール地方には、「自然派」ワインの作り手が多い。
今回の説明の中にも、「自然派」「ビオロジー」「ビオディナミ」といった言葉が出てきた。
この「ビオディナミ」とは、英語で言う「バイオダイナミック」。
農薬、化学肥料を使用せず、自然に働きかけ、土地が本来備えている力を引き出そうとする農法である。
月や太陽、天体を考慮に入れて、それらの動きに応じて栽培から醸造の手順を遂行する。
そして、興味深いのは、ワイン畑に水晶を撒くという工程。
森羅万象、自然界のバランスを保ち、ワインが作られる。


コルクを抜いた瞬間は青臭さが残っていても、時間がたつと熟成された味わいが引き立ってくる。
750mlのボトルの中には、私たちの知らない世界がまだまだ詰まっているようである。

この日のお料理は、後日アップいたします。

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by megumillier | 2008-04-01 05:30 | ワイン

ラベルより味!

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私が好きなワインの味は、ローヌ地方のワインに多い。

まだパリに来て間もない頃に試した「Conerieu」。
お安いワインではないので、それ以来口にしたことがなかった。
私の中でこのワインは「白ワインだけど、クリームを使ったソースに合う白!」、
として数年間位置し続けていた。

でも・・・。

赤ならChateauneuf-du-Pape。
ガシガシした感じと、数種類の品種が混ざった複雑感が好き。
だったのだけれど・・・。

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ブラインドテストでは、どれもこれも大外れ!
「私の味覚って、味の記憶ってこんなもんか・・・。」


それもそのはず、いつも私が楽しみにしているワイン会に登場するワインは、その多くが自然派ワイン。
自然派ワインとは、有機でブドウを栽培するものや、ブドウも無農薬で発酵、熟成も添加物を加えないワインのこと。
こうなると当然、造り手の手間がかかる割には、生産量は少ない。
そんなリスクを抱えながらも、土壌をブドウを思い大切に育てられたものは、
「○○ のワインだから こんな味」
としてひとくくりにされない「個性」をもつ。
まさに、造り手の「愛」が込められたワイン。

また、この日学んだことは
「たとえ良い年とされていても、コルクを抜いたらガッカリ・・することもあるし、
 逆に、悪い年であっても、ワインに含まれる酸が保存に一役買っておいしさを生み出す。」
ということ。

ラベルより味!!
評判に惑わされず、自分の好きな味を見つけたい。

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そして 気になるこの日の御料理
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by megumillier | 2008-03-17 08:40 | ワイン

美しきブルゴーニュ

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クリスマスシーズン、パリのあちこちでもクリスマス用の買い物をしている人が目立つ。
そして、食料品売り場の面積を占めるのは、贈り物のチョコレートの箱と、
パーティー用のフォアグラやシャンパンなど「特別」な物の数々。

そんな年の瀬の雰囲気を横目に、私はいつも通りのワインコーナーへ。
そして、手を伸ばすのも、いつもと同じお手頃ワイン。
それでも、十分満足だったはずだが、毎月恒例ワイン会に参加するようになってから、
ワインに対する味覚だけが贅沢になってしまったようだ。

葡萄酒の美味しさは、価格に比例する。反論できぬ悔しさよ。

ということで、今年締めくくりのテーマは「ブルゴーニュ」。
ブラボーなボルドーと並ぶ、フランスの偉大なワインの産地。

まずは、最初の写真の白ワイン3種から。
 Chablis Grand Cru Les Clos 1998
Corton-Charlemagne Grand Cru 1998
Bâtard-Monrachet Grand Cru 1998

牡蠣に合うと言われるシャブリだが、今回のシャブリは一味もふた味も違う。
トロっとした舌触りで「味噌」に似た乳酸菌の匂いを漂わせるこのシャブリ。
クリームを用いた料理の方がぴったりくるようだった。

これら3本の白と合わせたのは、こんなお料理。

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エスカルゴのパイ包み  ランティーユ添え。

普通、エスカルゴにはニンニクとパセリたっぷりのバターがつきものだが、
ニンニクがそれほど強くなく、逆にランティーユと一緒に似たであろうポークのだしが
実に美味しかった。

そして、いよいよ赤ワインの登場。

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4本の赤ワインは、
 Chamgertin Clos de Bèze Grand Cru 1998
Clos-Vougeot Grand Cru 1998
Romanée-St.Vivant Les Quatre journaux Grand Cru 1982
Clos de la Roche Grand Cru 1976

白も赤も数少ない格付けの、特級畑で生まれたワインたち。
最低でも10年は寝かせるべし!と言われるこれらのワイン。
1998年誕生の9歳たちを、ここで頂くのは申し訳ないと思いつつも、
グラスに注がれるそばから漂う香りに酔いしれる私たちであったのだ。

赤ワインと共に頂いたのは、
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クレピンヌ(網脂)で包まれた牛のブレゼ 中にはフォアグラとトリュフが入っている。
(ブレゼとは、直訳すると蒸し煮。素材とうまみが溶け込んだ煮汁との一体感が醍醐味)

見た目はこってりだが、味付けが優しく、溶けるほどに柔らかい肉から、
トローっと現れるフォアグラがグッと唸らせる。実に美味なり。


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どんな環境で25年も30年も過ごしてきたのか、君たちよ。
まろやかで甘く、しっかりした味わいの中に柔らかさが光っている。
実に美しい年の重ね方に敬意を表しつつ、至福の時を過ごしたのであった。


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by megumillier | 2007-12-12 09:03 | ワイン