「葉加瀬太郎」のコンサートへ行った。 パリの小さな音楽ホールは、ほとんどが日本人客で埋め尽くされていた。 (が、太郎は終始、英語で客席に話しかけていた。) 小学校1年生から6年生までピアノを習ったにも拘らず、 その6年間の歩みといえば、初歩の初歩である「バイエル」だけ・・・、 という私には、まったく音楽の才能がない。 保育士になりたくて、保育科を志願したゆえ、高校3年生で再びピアノを習う羽目に。 しかし、ここで一気に音楽の才能が芽生えるはずもなく、 セブンティーンの私は毎週通ったピアノ教室を、 「いかに切りぬけるか!」「さぼるか!」にかけていた。 そして、私が取った行動。 「視力が悪いふりをする」こと。 五線紙が細くなり、音符が詰まってくると、しきりに目をこする・・・。 今思うと、セブンティーンのくせに、なんて幼稚な、そしておバカな私だったのだろう。 知恵を絞って考えたことが、この程度だったなんて。 音楽鑑賞、自分で奏でているわけでもないのに、自分が演奏している気持ちになる。 そして、動かない指が宙を動き、見えない音符がサラサラと流れる。 だから、音楽鑑賞は大好き。 たとえ音感がなくても。 今日も、私が「はかせ」になった気持ちで陶酔してきたのである。 彼ほどの大物が、あんな小さなホールで演奏するとは! そして、それを聴かせていただけるとは、なんという幸運。 髪を振り乱し、巧みに4弦を操り、弓を持つ姿を見ながら、 「曲を聴く観客の数ほどに、1曲は1曲でなくなるんだな。」 と思う。 音の波動に包まれ、会場全体が一体になるひとときを楽しんだ。 さて、コンサートが始まってすぐに感じたこと、 「あ、似てる!!髪型が、『彼』と似ている!!」 そう、葉加瀬太郎の髪型と、フレのモジャモジャ。 なんとなく親近感を抱いてしまった、葉加瀬の姿。 かなり、素敵だ。 いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。ヨーロッパブログランキングへ
by megumillier
| 2008-06-26 07:49
| パリ生活
|
カテゴリ
全体 フレじい 友達 犬用手作りフード 美味しい 食べ物 ワイン レシピ(料理) レシピ(お菓子) パリのレストラン パリ生活 パリからの旅 パリを歩く ドイツ生活 日本一時帰国 からだ 好き フレとルルー Gくん 2009日本へ paris 2010 散歩 ワクワク 日々 映画 わたし 心理テスト 日本国内旅行 携帯より お知らせ photosession 未分類 ブログパーツ
以前の記事
2015年 05月 2014年 09月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 more... お気に入りブログ
ふらんす黒うさぎ パリときどきバブー f... JOURNAL Le C... Madame in Paris gaia*cafe まご... entre mi y fa 友くんのパリ蚤の市散歩 通訳Mのお仕事日記 ゆるる。 Kanaboの気まぐれP... フィレンツェ田舎生活便り2 田口ランディ Offic... entre mi y f... R パリ日記♪ 着物でパリ きのこ日誌 vege dining ... + la couleur... 着物でパリ Rina Takagi ... 料理研究家 島本 薫の日常 Dansons ense... ランス と みちくさ quoi de neuf? a little letter 男のいぬ間に、うふふのふ まめくう毎日 私たちの食卓 C'est bon!!!... りりぃ達といっしょ+りお... Le Chat ronr... A la recherc... asa.co.glass ノマド村 その他のブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||